[hina 妄想#007] 制服からブルマへ、映像の中の“自分”を探して

俺が見たhinaは、22歳の大学生。
卒業を目前に控え、課題の映像作品に打ち込んでいた。

制服姿のままカメラの前に立ち、深呼吸をしてから小さな声で「お願いします」と言う。
それは観客に向けた言葉ではなく、これから始まる自分との対話を受け入れるための合図のようだった。

セーラー服のボタンを外す指先は少し震えていた。
でもそれは迷いではなく、背筋を伸ばすことで確かに自分を見せようとする意思の表れだった。
スカートを脱ぎ、ブルマに身を包んだ瞬間、空気が変わった。
汗ばんだ太腿に布が吸いつく感覚を確かめながら、hinaはゆっくりと腰を落とし、ソファに座り込む。

俺はその姿を、ただ目に焼きつける。
甘いシャンプーの残り香が漂い、静かな室内に衣擦れの音が響く。
彼女は唇を噛み、カメラを意識しながらも視線を外し、ブルマの裾をそっと撫でた。
「恥ずかしいけど…こういう自分も出してみたくて」
その囁きに、胸の奥が強く反応する。

彼女は立ち上がり、腕を伸ばして軽やかに動く。
制服からブルマへ——その変化は単なる衣装替えではなく、少女から大人へ移ろう自分を映し出す儀式のようだった。
汗に濡れた前髪が頬に貼りつき、呼吸が少し乱れる。
俺はそのひとつひとつを、体の奥で受け止めていく。

やがてhinaは、カメラに背を向けて深く息をつき、再びこちらを振り返った。
頬は赤く火照り、唇にはかすかな笑み。
その瞳は、「見てほしい」と「見られたくない」の間で揺れている。
俺はただ頷き、その沈黙の合意を受け取った。

クライマックスの瞬間、彼女は目を閉じて体を反らせ、映像の中で自分を解放した。
その姿は、若さの名残と未来への不安、そしてほんのわずかな快楽の影を重ね合わせたものだった。
やがて彼女はゆっくりと動きを止め、肩で息をしながら微笑んだ。
「これで…きっと伝わるよね」
そう呟いた声が、いまも耳に残っている。

その余韻は、心に甘く長く残り続けた。