[honoka 妄想#007] シャツ1枚のまま、何も気にせず脚を開く彼女

彼女——honokaは24歳。

前に会ったときよりも、少しだけ髪が伸びていた。
シャツの襟にかかるその毛先が、光を含んでやわらかく揺れる。
彼女は白いシャツを1枚だけ纏い、
「これくらいが落ち着くんです」と微笑んだ。

その言葉に、喉の奥が鳴るのを必死に押し殺した。
honokaはソファに腰を下ろし、
軽く脚を組みかえる。
その瞬間、シャツの裾がふわりと浮き、
太ももの内側が淡く露わになる。

柔らかな肌が、昼の光を受けて透けるように白い。
彼女は目線をこちらに向け、
「見えてますよね」と小さく笑った。

それが“合図”のようだった。
言葉はもういらなかった。
ただ、彼女の動作ひとつひとつに意図が宿る。
シャツのボタンを一つ外すたび、
彼女の吐息が空気を震わせ、
香りがゆっくりと近づいてくる。

honokaは自分を見せることに怯えていない。
むしろ、その瞬間を楽しんでいるようだった。
「誰にも見せたことないんです」と呟きながら、
指先でシャツの裾を整える仕草さえも、ひどく美しかった。

その姿を前に、時間の感覚が消える。
何かを求めるでもなく、
ただこの空気ごと、彼女の存在を感じていた。

——honoka。
あの瞬間、確かに世界は彼女を中心に回っていた。
白いシャツの中に隠れた熱を、
まだ掌の奥で覚えている。