[yuna 妄想#020] 網タイツを脱ぎ、日常へ──

合宿で都内の古民家に泊まっていると聞いた瞬間から、胸の奥がざわついていた。
もちろん、yunaは20歳を過ぎた大人だし、すべては彼女の合意と意志のうえで起きる——
それを前提に、俺はいつも妄想を膨らませている。

朝の和室。
畳の匂いが少し湿っていて、眠気よりも先に肌に触れてくる。
ふと、昨夜の余熱を思い出すように、yunaが網タイツをそっと手に取る姿が想像の中に浮かぶ。

指先が編み目に触れ、少しだけためらう。
そのためらいが、胸の奥をゆっくり締めつけてくる。
あの柔らかな仕草を、もう一度見たいと思ってしまう。

彼女は正座の姿勢から、静かに息を整える。
吐く息が少し震えて見えるのは、俺の妄想が勝手に色をつけているせいだろうか。

浴衣を脱ぐときの、肩の丸み。
布がすべる音。
その瞬間だけ、彼女の肌が朝の空気に触れて、わずかに粟立つ。
その気配まで感じられそうで、喉が乾く。

「大丈夫…」
そんなふうに、誰かに向けて小さくつぶやく。
その言葉には、確かな“合意”の気配が宿る。
俺の妄想はいつもそこから始まる。

Tシャツに腕を通すとき、彼女はふと振り返る。
網タイツが畳に横たわっているのを見て、唇を少しだけ結ぶ。
昨夜の余韻を握りしめるように。

その表情が、たまらなく日常的で、そして官能的だ。
覗き込むわけでも、触れるわけでもない。
ただ、そこに存在しているだけで胸がざわつく。

もし、俺が今この襖を開けたら——
きっと彼女は、うつむきながらもほんの少しだけ俺を見る。
その視線の温度だけで、心臓が痛くなるほど熱くなる。

網タイツが脱ぎ捨てられた朝は、どこか寂しさを含んでいる。
けれどその寂しさすら、昨日の余韻を引き留めようとするみたいで、たまらなく美しい。

想像はここまでにしておいたほうがいい。
この続きは、もっと濃く、もっと深く、触れられる距離で見たい。