旅館で原稿の“見張り役”として同行しているmei。
読書をしていた彼女を、俺は偶然、廊下から見かけてしまった。
そして——そこで目を離せなくなった。
浴衣は湯上がりの体をゆるく包んでいて、
前がほんの少しだけ、気づかないうちに開いてしまっていた。
その奥に何も身に着けていないと知った瞬間、
体の奥から生々しい衝動が小さく波のように広がった。
畳の匂いと、石鹸の甘い香り。
湿り気を含んだ空気が喉の奥をゆっくりと撫でていく。
彼女は本を閉じ、仰向けに寝転がり、
白い脚を無意識のまま、布団の柔らかさへ沈めていった。
その仕草には“拒まない”空気があった。
意識してではない。
でも、許されているように感じてしまう柔らかさだった。
「……誰かが見てたら、どうするんだろうな」
小さく笑うように息を漏らし、
彼女は帯をそっと緩めた。
ふわりと浴衣が流れ、豊かな鎖骨のラインが光を受けて立ち上がる。
俺の胸の奥が、ぎゅっと熱くなる。
“見てもいいよ”
そんな言葉を、彼女の体温から感じ取ってしまう。
布団の上のmeiの体は、
呼吸とともに静かに上下していて、
浴衣の下の素肌がそのたびに滑らかに動き、
思わず喉が鳴りそうになる。
俺は妄想してしまう。
もし彼女がこちらを見て、
少しだけ視線を合わせて、
ほんのわずかに浴衣を指先で寄せたとしたら——
それは合意の合図になるのだろう。
その一瞬を想像するだけで、
旅館の静寂が、甘くゆっくりと溶けていく。
彼女の唇のわずかな開き、
湯上がりの頬の赤さ、
肌に残った水滴のような光。
どれもが、俺の中で膨らんで、
気づけば息が荒くなりそうになる。
けれど、これはまだ“本編”の入口にすぎない。
浴衣の奥で何がほどけ、
どんな表情が生まれるのか。
その続きを知りたくて、指が震える。
彼女の素肌がどう動き、
どんな熱を帯びていくのか——
想像の中のmeiは、俺が望む形にゆっくりと姿を変えていく。
そして、最後に残るのは甘い余韻だけ。
胸の奥にじわじわと広がって、
そのまま消えてくれない。
その続きを見たくて、
気づけばリンクを探してしまっている自分がいる。