俺の妄想の中のhonokaは、いつも24歳の大人の女性だ。
——ソファに沈み込むhonokaの姿。
午後の光に照らされ、柔らかな影が彼女の輪郭をなぞる。
長い脚を組みかえる仕草、そのたびにスカートの裾がふわりと揺れて、目を逸らそうとしてもできない。
彼女はスマホを見ながら、小さく笑ったり、息をもらしたり。
その無意識な吐息が俺の耳に届く気がして、胸の奥にざわめきが広がっていく。
「ここにいると落ち着くんです」
そう言ったhonokaの声を思い出す。
けれど今の彼女は、落ち着いているようでいて、どこか熱を帯びているように見える。
俺の目の前で、指先を髪に差し入れて整える仕草。
そこに漂うかすかな甘い香りを、鼻先に感じたような気がして、思わず息を止める。
そしてまたソファに深く沈むhonoka。
その姿は、まるで「もっと近づいてもいい」と言われているようで、心を惑わせる。
彼女が目を細め、ほんの一瞬こちらを見つめた。
その瞬間、すべてを許されたように思えてしまう。
いや、きっとそれは俺の都合のいい妄想なのだ。
けれどその視線ひとつで、体の奥まで熱くなる。
スマホの画面を閉じ、彼女は静かに目を閉じた。
まるで夢の中に沈んでいくように。
その姿を見ているだけで、俺の妄想はさらに深く、甘く、艶を帯びていく。
——ソファに沈むhonoka。
その姿はただの「休息」なのに、俺には抗えない誘惑に見えてしまう。
彼女が小さく身じろぎしたとき、布の擦れる音がやけに耳に残った。
それだけで想像は膨らみ、理性の糸が少しずつ緩んでいく。
最後にhonokaが吐き出した小さな吐息。
それは、午後の光に溶けるようにして、俺の中に残った。