[honoka 妄想#013] 見せてるんじゃない。見えてるだけ——たぶん

honokaは24歳。
そして、これはあくまで“大人同士の合意ある妄想”だと自分に言い聞かせながら、
俺はそっと、彼女の姿を思い浮かべている。

レンタルルームの空気は、外より少し暖かくて、
honokaの肩にかかる髪がわずかに湿っていた。
その前髪が頬に貼りついて、
彼女が指でそっと払うと、甘い匂いがふわっとこちらまで届く気がした。

露出の多いメイド服。
胸元のレースは柔らかく揺れ、
座った姿勢でわずかに沈んだソファが、彼女を包むように形を変える。
そこにひとりでいる彼女は、不思議なくらい自然で、
俺の妄想はゆっくりと深いほうへ沈んでいく。

足を組んだ瞬間、スカートの布が持ち上がり、
一度、淡い下着が視界の端で光った。
その瞬間、honokaは軽く息を吸い、
まるで「見てもいいよ」と同意するように、
身じろぎひとつしない。

その“変化しない”という意思が、
こちらの想像をさらに誘導してくる。

喉を通る空気がやけに熱い。
腕を組んで落ち着こうとするほど、
さっき見えた色と形の輪郭だけが、鮮明に浮かび上がる。

彼女はスマホを触りながら、
ときどき親指を止めて少し考えるような表情をする。
そのとき、細い首筋のラインがくっきり現れて、
そこに触れたらどんな温度なんだろうと、
自分でも呆れるほど、どうしようもない想像が膨らんでいく。

honokaは気づかないまま。
いや、もしかすると気づいたうえで、
あえてそのままにしているのかもしれない。

ソファに沈み込む彼女の太ももには、
室内の温度でほんのり赤みがさしていて、
その柔らかそうな色が妙に視線を引きつける。

呼吸がひとつ深くなるたび、
胸の奥がゆっくり火照っていく。

足をまた組み替える。
そのたびに、彼女の体温だけが近づくような錯覚がして、
俺はまるで誘われているみたいに、
次に訪れる“こぼれそうな一瞬”を待ってしまう。

いけないと思いながら、
それでも視線は離れなくて、
彼女の仕草ひとつひとつが、
静かな余韻となって胸に積もっていく。

そして、また。
スカートの影がふわりと揺れた気がした。