[mei 妄想#003] 布団の上で、気の緩んだパンチラ

旅館の廊下で見かけた mei が気になって仕方がない。
出版社で編集アシスタントとして働く彼女は26歳。
名札を押さえながら走っていた姿が頭に焼きついて、
その光景がじわじわと妄想を膨らませていく。

隣の部屋で作家がこもっている間、
彼女は和室でひとり読書をしているらしい。
想像するだけで、胸の奥が熱くなる。
紙をめくるたび、指先が少し湿って光るような仕草。
静けさの中でときどき小さく息をつく音。
そのひとつひとつが、和室の空気に染み込む。

やがて、彼女自身がその静けさに酔っていくのがわかる。
布団に軽く体を預け、
「ちょっとだけ休もうかな……」
そんな独り言を漏らすように、
mei の身体から力がふっと抜ける。

その“緩み”が、たまらなく愛おしい。

布団に横になった彼女は、
スマホを胸の上で傾けながら夢中で画面を追っている。
立てた膝が、ゆっくりと呼吸に合わせて揺れる。
そのたびにスカートの裾がわずかにずれ、
薄い布の下の色がちらりと覗く。

もちろん、これはあくまで俺の妄想だ。
実際には誰も見ていないし、
覗き込むような真似はしていない。
ただ“もし彼女が、この無防備さを許してくれたら”——
そんな、同意のある想像として楽しんでいるだけだ。

畳の匂いと、布団の沈み。
スマホの光が頬の柔らかい曲線を照らす。
mei は気づいていない。
いや、もし気づいていたとしても、
「別にいいですよ」
そう軽く笑ってくれるような気がしてしまう。

スカートの奥がふっと揺れ、
布の色と太ももの温度が溶け合う瞬間。
そのイメージが急に鮮明になり、
喉の奥がじんと熱を帯びる。

彼女の無防備さは、
派手でも露骨でもない。
ただ、午後の光に溶けるように自然で、
その自然さが一番こたえる。

ふっと息を吸い、
その続きを想像した瞬間、
胸の奥で甘い疼きがひらく。
布団の上で揺れたあの裾が、
もう一度だけ、俺の記憶の前にあらわれる。

そして静かな余韻だけが残る。