毎日の階段―少しずつ変わる私

風が言った。「毎日、変わっていくね」と。

家への階段。また、登る。

毎日のこと。

でも、毎日違う。

今日の私と、昨日の私は違う。

少しだけ。でも、確かに。

一歩、踏み出す。

階段に足をかける。

また一歩。昨日も、ここを登った。

一昨日も。その前も。

同じ階段。でも、私は違う。

階段を登る。一段ずつ。

登りながら、考える。

今日、何が変わった?

大きなことはない。

でも、小さなことが、たくさん。

新しいことを知った。

少し、成長した。

階段の途中。立ち止まる。

振り返る。昨日の私は、ここにいた。

同じ場所。でも、違う私。

また登る。風が吹く。

「毎日、変わっていくね」と。

そうだね。毎日、少しずつ。

それが、いい。

急に変わると、怖い。

でも、少しずつなら、大丈夫。

頂上が見えてきた。

「もうすぐ」

そして、着いた。家。

鍵を開ける。

ドアを開ける。

ただいま。

今日の私が、帰ってきた。

昨日とは、少し違う私。

明日は、また少し違う私が、ここを通る。

それでいい。

変わり続けることが、生きること。

風が、最後に吹く。

「また明日」と。

そうだね。また明日。

明日の私も、この階段を登る。

今日よりも、少しだけ変わった私が。

そして、少しずつ。

理想の自分に、近づいていく。

毎日の階段は、その積み重ね。

一段ずつ、確実に。

変わっていく、私の証。

おやすみ、今日の私。

おはよう、明日の私。

また、この階段で会おう。